年に1度しかない社労士の本試験、絶対に失敗したくないですよね。
社労士試験は、だいたい1年くらいは勉強時間が必要な試験ですが、実は直前期の過ごし方がめちゃくちゃ大事。
ここで実力をグーンと伸ばして合格を勝ち取る方も多いんです。
大事な大事な試験の直前期を無駄に過ごさないためにも、この記事を読んで直前期の過ごし方をイメージトレーニングしてみてくださいね。
直前期に時間を無駄にしてほしくないのでサクッと読めるボリュームです
この記事でわかること
《社労士試験に合格するための直前期の勉強方法と過ごしかた》
・社労士試験の直前期が大事な理由
・直前期にやってはいけないこと
・直前期の勉強の考え方
私は2022年の社労士試験に合格しました。家事育児をしながらの勉強時間の捻出は大変でした。この経験を生かして、これから試験合格へと頑張る皆さんに少しでも役立てることがあればと思い、このブログを運営しています。社労士に挑戦したきっかけやワーママの想いについては運営者情報も是非ご覧ください!
社労士試験直前期の過ごし方が大事なのはなぜ?
社労士試験は、ちゃんと勉強していればいつかは自分の番が回ってきて合格できる試験と言われます。
でも、ただ闇雲に勉強していては合格まで遠回り。
経験者が語る簡単なメソッドを知るだけで短期合格がかなうなら、それを活用しない手はないですよね。
効率のよい学習法というのは確かにあります。
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直前期が大事な理由①「1~2か月程度ならたくさんの記憶を詰め込むことができるから」
直前期が大事な理由として一番大きなものが「1~2か月程度ならたくさんの記憶を詰め込むことがきる」ということがあります。
人間、覚えたことは時間がたつにつれどんどん忘れていきますよね。
たくさんの数字を1年や数か月前からずっと覚えておくためには何度も何度も繰り返しその箇所を学習する必要があります。
それが、1~2か月程度なら、詰め込んでいってなんとか覚えておくということも可能です。
直前期が大事な理由②「多少無理なスケジュールでも続けられるから」
長期戦になる社労士試験勉強では、毎日睡眠時間を過度に削るなど体に大きな無理がかかるスケジュールは結局続かず、モチベーションダウンにつながります。
しかし試験までの1~2か月程度なら、「試験まであと少しの辛抱!」という気持ちで多少の無理はきくでしょう。
ただし、無理しすぎて試験当日に体調を崩すことのないよう、ご自身に合った体調管理をしてくださいね。
直前期が大事な理由③「切羽つまってるので集中力が続くから」
社労士試験勉強の最大の敵は「モチベーションが続かないこと」といっても過言ではありません。
でもこれが、「1~2か月だけいろんなことを我慢して試験勉強に集中!」という状況であれば、頑張れる気がしませんか?
直前期にやってはいけないこと
最もやってはいけないことは「新しい問題集、テキストに手を出すこと」です。
理由は、「それをやるには時間が足りないから」です。
新しい問題集を1冊解き終わるのにどれだけ時間がかかりますか?
解いたら終わりじゃないですよね。間違えた部分は解説を読んだり、場合によってはテキストを読み直したりすると思いますが、時には何をどう考えても理解できない論点かもしれません。
それを調べて理解するのに1日2日かかったとしたら、忙しいあなたの貴重な直前期をそれだけに費やすことになります。
それなのにそういった重箱の隅をつつくような論点は、本試験に出ない可能性が高いです。出たとしても、そんな問題は周りのほとんどの受験生も解けません。
それより基本的な問題を落とさないようにすることの方が何倍も大事です。
新しいテキストや問題集を始めてしまうと、どうしても新しい疑問点が出てきてしまいます。直前期からそれをやるには圧倒的に時間が足りないです。
もちろん、もっと早い時期であれば多少時間をかけて理解するのはありです。
また、あなたが「もう絶対に間違えない論点」の問題もあるでしょうが、新しい問題集では初めから解いていくわけなので、「もう絶対に間違えない論点」の為に時間をかけることにもなってしまいます。
直前期はとにかく無駄な時間を省きたいので、完全に覚えた論点はいったん飛ばして他のことに時間を使いましょう。
直前期の勉強方法
ここでお話しする直前期の勉強方法は、社労士試験に必要なすべての科目を少なくとも1回転は終わらせていることを前提にしてお読みください。
この時点で1回転もできてなかったらちょっと厳しいかも…
直前期はより試験を意識した勉強方法にシフトする必要があります。
とはいえ今までの勉強方法と何が違うの?何をしたらいいの?
と迷ってしまうと思いますのでポイントをお知らせしますね。
直前期に入るまではとにかく全体像をつかみ、理解すること優先だったと思いますが、直前期まで来たらこの際理解は後回し。
とにかく覚えることに重きを置きたいです。
具体的には以下の通り。
- 問題集の間違えた部分を繰り返し解く
- テキストの覚えきらない部分を繰り返し読む
- 白書・統計対策本を読む。重要な数字は繰り返し覚える
- 目的条文を繰り返し読み上げる
- 上記をすべての科目、短いスパンで回転させる
- 時間を意識して問題文を読む練習をする
直前期の勉強方法は、「まだ覚えきっていない部分」を1つでも少なくする作業だと思ってください。
その為にできることであれば、上記のやり方にこだわりません。
基本的には問題集の間違えた部分の論点を確認し、繰り返し解き、覚えるようにする。
テキストで覚えきっていない表などがあれば覚えるまで何度も読んだり、トイレにいるときに思い出すようする。
白書・統計対策として数字などは直前期からでも充分覚えられます。何度か確認して主要な部分は押さえておきましょう。
目的条文についても同様です。繰り返し声に出しながら読むことで覚えられます。
ただ無意識に読むだけではなく、試験で抜かれそうな語句を意識しながら読むことが重要です。
問題集によっては目的条文の重要な語句を赤字で抜いてあるものもありますので、手元になければ本屋さんで確認しましょう。
私がよく聞いていた目的条文読み上げ動画▼
基本的には、上記のような作業を、短いスパンで繰り返し行うことです!
「記憶を定着させる」ためには何度も何度も繰り返し脳にその情報を送ってあげる必要があります。
また、少し前に覚えたことが完全に消えかかる前に再度その情報を入れてやることで、より強固な記憶になっていきます。
重要なのは忘れる前に思い出すこと。
だから、短いスパンで繰り返しが大切なんです。
また、この頃から少しだけ、試験を意識した問題文の読み方を練習していきましょう。
具体的には、一問1分で回答する、と言ったように試験時間内に終わらせることのできる文の読み方を練習しておいてください。
慣れているかいないかで当日の焦りが全然違います。
ワーママの私の直前期スケジュール
私は子育て+仕事+家事があったため、通勤時間が基本の勉強時間。
直前期は少し無理してとにかく少しでも時間があれば勉強にあてていました。
- 仕事の昼休憩の残りの30分
- 子供を迎えに行く前の10分
- 少しだけ早起きして30分
- トイレの中で5分
普段は、あまりに自由時間がないと嫌になってしまうので息抜きにSNSを覗いたりしていましたが、直前期だけは我慢して試験に全集中。
あと1か月の辛抱だ!これが終わればとりあえず解放される!
という思いが私をなんとか奮い立たせてくれました。
身支度、朝食、夕食の下ごしらえ、保育園準備など。(イヤホンで目的条文を聴きながら)時間が余ればこのタイミングで少しだけ勉強も。
夫が子供たちを保育園に送ってくれるので、この時期だけは子供たちがまだ寝ている時間に早めに家を出て、会社の始業まで勉強していました。
(家だと子供たちが起きてくると集中できないので)
電車内だけでは足りないので何本か電車を見送ってベンチでも30分くらい勉強してました。
(めっちゃ集中できました)
時短勤務です。昼休憩の残り30分は貴重な勉強時間!
帰宅の電車内も勉強に全集中!帰宅後子供達を迎えに行く前の時間に少しだけ勉強することも。
ここからは子供たちのお世話などで一切勉強はできません!
子供と一緒に寝てました。直前期とは言え夜は眠すぎて起きるのは無理でした。
その代わり朝早起きすることに。
試験後は子供たちと朝触れ合ってから家を出るようにしています。
こんな無理ができたのも直前期だけだったから。家族には感謝です。
まとめ
直前期の勉強は
●「まだ覚えきっていない部分」を1つでも少なくする作業。
●少しでも多くの知識を詰め込む。
●忘れる前に思い出す作業をする。
●新しいテキスト・問題集には決して手を出さないこと
●できる範囲でいつもより無理してでも勉強時間を確保
直前期の過ごし方で実力を伸ばすことは充分に可能だと私は思っています!
しんどいけど、これまで頑張ってきた数か月を無駄にしないためにも、あと少しだけ、工夫して乗り越えましょう!
頑張るあなたの参考になれば、うれしいです。
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