社労士試験、模試って必要?
やっぱり受けた方がいいの?
社労士を目指している人なら一度は考えることかと思います。
結論から言うと、筆者の考えは
「別に無理して受けなくてもイイ。」
です。
私は3回めの受験で合格しましたが、その間一度も模試を受けませんでした。
とはいえ、やはり当時は模試受けた方がいいのかな?と少し悩みました。
正確には、あなたが
「受けなくて済むなら受けたくないけど、合否に影響するかな?」
と悩んでいるなら、
「別に受けなくてもいいよ!(合格の必須条件じゃないよ!)」
と後押しするための記事です。
参考になれば幸いです。
この記事を読むと・・・
●みんなが模試を受ける理由がわかる
●迷いが消え、勉強に集中できるようになる
模試は受けなくてもいい!そもそも模試って何の為?
模試は受けなくてもいいとお話ししました。
そこでまずはそ社労士試験の模試を受けるメリットについて触れておきましょう。
- 実際の試験の時間配分や解答順を試し、雰囲気や緊張感を味わうことで本試験に備えることができる
- 今の自分の位置や実力をはかることができる
だと思うんですよね。
まず一つ目「実際の試験の時間配分や解答順を試し、雰囲気や緊張感を味わうことで本試験に備えることができる」についてですが、
社労士試験は、長文を読んで問題の意味を理解し、解答を導き出さねばなりません。
しかし試験時間と要回答数の兼ね合いは下記の通り↓
選択式…1時間20分で40肢の空欄
↓
1肢2分未満で解答
択一式…3時間30分で70問を解答
↓
1問3分未満で解答
これって実際やってみると、悠長に一語一語しっかり読み込んでいる暇なんてないんですよね^^;
わからない問題は潔くすっとばして、わかるものからドンドン解いていく必要があります。
模試ではどれくらいのスピード感で問題を解いていけばいけばいいかの練習にはなると思います。
また、試験の雰囲気や緊張感は独特なものがあり、一人で問題集を解くのとはやはり違います。
事前にその雰囲気を味わっておいて慣れておくということもできるかと思います。
また、二つ目の「今の自分の位置や実力をはかることができる」についてですが、
社労士って勉強していると、わかったようなつもりになっている部分もあるし本当に身になっているのか確認したくなったり、試験日が近づいてくると自分がどれくらい合格可能性があるかはかりたくなってくるものです。
そういう意味では模試で実力試しをしたいというのもよくわかります。
ではなぜ私が模試を受けなかったのか、
そしてなぜ「模試は受けなくてもいい」と思うのか、
次からお話していきます。
私が模試を受けなかったワケ
つかれるから
ハイ。
社労士試験って、受けるだけで本っっ当〜〜〜に疲れるんです。
朝から1時間20分、頭をめちゃくちゃ使って、お昼を挟んで午後から3時間半の長丁場。
ずっと座って頭を使って問題を解くって、意外とヘロヘロになります。
できることならやりたくない、本試験の時だけで充分。
しかも模試は、これでいい成績とったって合格になる訳じゃないし。。
そういう不真面目な理由でした^_^;
実際本試験の後は疲れすぎて毎回「もう二度と受けたくない」と思ってました。
お金と時間を使うから
模試を受けるとなると少なからずお金がかかります。
シンプルに、できるだけ費用をおさえたかったということがまず一つあります。
また時間についてですが、私は受験生期間中に次男を出産し、2人の未就学児をかかえていました。
模試を受けるとなると丸一日2人の子供を預けねばなりません。
ヤンチャで癇癪もちの長男と、絶賛後追いと人見知りのママっ子次男、
授乳などの関係もあり、あまり子供を預けることに積極的になれなかったという理由もあります。
更に、模試を受けたら、受けっぱなしじゃないですよね。
だけどこの「見直し」が、意外と骨の折れる作業なんですよねェ…
丸一日使って回答するほど問題数も多く頭も使う社労士試験(模試)。当然見直しにも時間がかかります。間違えた部分をテキストて確認したり、解説講義を視聴したり。
模試の見直しだけに十数時間もかけてしまったという方も結構いるみたいです。
ただでさえ勉強時間の確保が難しい状況で、更に大事な直前期。(模試は大抵試験直前期である6〜8月前半までに行われます)
それも決して無駄ではないのだけど、私にとっては他にやりたいこと(弱い論点を確認したり一般常識の数字を覚えたら)がたくさんあるのに、模試の見直しに割いている時間はないと判断しました。
色々理由を並べましたが、要は
「なんか模試を受ける気になれなかった(メンドクサかったともいう)」んです。
そこまで必要性を感じませんでした。
そして合格した今、あなたに伝えたいのは、
同じように悩んでいるなら、別に無理に受けなくてイイよ!
ってことです。
その理由を次からお話ししますね。
模試を受けなくてもいい理由
試験前に練習することで対応できる
模試を受けるメリットは第一に、時間配分や緊張感など、予行練習になることだとお伝えしました。
でも、時間配分については普段から訓練することでも対応できます。
実際に過去問を時間を計って解く練習をしておけば、本試験でも同じようなスピード感で読み、解答すればよいのです。
実は私はこの練習をしておらず、本試験であせった経験があります。
ただ、直前期に何度か時間を計って過去問を解く練習をしておき、当日、「何分で一問解く」という事さえ意識していれば、特に心配する必要はないかなと思います。
それより解答順、マジ重要。
どれだけやっても本試験の緊張感には敵わない
結局、これに尽きます。
周りに人のいる状況での回答や緊張感、確かにこれは自分1人では訓練することができません。
しかし、1回や2回模試を受けたところでその状況に慣れるということは難しいでしょうし、何より、自他共に本試験の緊張感には敵わないと私は思うのです。
模試は講座のカリキュラムに組み込まれているからと仕方なしに受ける方もいるでしょうし、そこまで仕上がっていない状態で受ける人も多いです。
また自分自身も、「この試験で合否が決まる…!」という緊張感が、模試と本試験では格段に違います。
どんなに本試験のつもりで受験しても、です。
実力試しは本当に必要か?
最後に、模試を受けるメリットの二つ目「現在の自分の実力や合格可能性を知りたい」という声についてですが、仮にA判定だったら、その後の勉強をやめてしまうのでしょうか?
ちがいますよね。
出題が違えば出来に大きな差が生まれるのが社労士試験。
受けても受けなくても勉強を頑張り続けることに変わりはありません。
良い結果に安心してその後の勉強に身が入らなくなってしまうのは絶対に避けるべきですし、
反対に、ここまで結構頑張ってきたつもりだったの模試の結果が悪すぎてめちゃくちゃ落ち込んで、受験すらやめてしまおうかと悩んでいる方もたくさん見てきました。
大事な大事な試験直前期に、こんなことで心を乱されては非常〜に勿体ない!!
それよりも過去問を解いて10問中何問正答できるかで自分の実力をはかり、苦手な箇所をトコトンつぶし、基礎を徹底する。それでも良いと思います。
直前期の過ごし方、大事。
以上のことから、そこまで必要性を感じないなら、無理に受けなくてもいい!
模試を受けることは合格の必須条件ではありません!
「でも、後悔のないようにやっぱり一度は受けておきたい・・・」
という場合は、もちろん受ければOK。
やれることをやっておくにこしたことはありません。
この記事はあくまで、「できれば受けたくないけどどうしよう?」という悩みへの答えです。
あなたの事情に合わせた模試の利用の仕方、あります
まとめ
この記事では、社労士の模試は無理に受ける必要はないとお伝えしてきました。
その理由として、
①本試験対策は他にもできるから
②本試験の緊張感には敵わないから
ということをお話ししました。
お金も時間も、色々な事情や制約のある中で勉強頑張っていますよね。
そんなあなたの参考になれば嬉しいです。
模試を受けずに試験当日について予習したい方